社会参加を続ける
昔は女性は結婚・出産したら家庭に入るのが当然だと考えられてきました。
しかし、今では女性が出産後も働くことが当たり前になりつつあります。
これは、社会情勢の変化によって共働きをしなければ生計が成り立たないということもありますが、女性自身が社会参加を続けたいという意志を持っている場合も多くあります。
特に、薬剤師のように資格を取得している人は出産後も育児と両立して仕事をしたいと考えるものです。
せっかく苦労して取得した資格ですからずっと活用したいと思うものですし、仕事復帰をするならば自分の持っている資格を活かせる仕事に就きたいと思うものです。
薬剤師が仕事復帰する際には多くの場合が調剤薬局やドラッグストアです。
復帰するにあたって、職場復帰には子供がどのくらい年齢から復帰するものなのか、そして職場選びの際にはどのような基準を重視して選べばよいか悩むものです。
このような時、自分自身で考えて答えを出すだけでなく先輩ママの意見を参考にすることで自分では気づいていない職場探しのポイントに気づくことも多くあります。
復職時の職場探しのポイント
2013年にママ薬剤師に復職時に重視した職場選びのポイントのアンケートを採った結果があります。
一番多いのが、突発的な休みが必要になった際にも安心して休める点で62.2パーセントです。
続いて、家から近く店舗移動がないというポイントは57.8パーセントになります。
そして就業時間が早い、残業がないという点は51.9パーセントでした。
半数以上のママが子供が0歳から2歳までに復帰をしているために、突発的な休みの際にも安心して休める点を重視しています。
『保育園に入所したての時にはいろんな病気をもらってきて休むことや早退が多かったので、職場を休めたり早退できたりしたことはとても助かった』『幼稚園の参観や遠足といった行事が多く、主人が休めなかったため自分が休暇を取りやすい環境にいたのはありがたかった』と言った意見が多くあげられています。
イベントや子供の体調不良の時には、パパが早退したり欠席したりすることが難しいために、ママが休みやすかったり早退しやすかったりする環境はとても助かるのです。
また、距離というのもとても重要です。
『家と職場が近いおかげで通勤時間のロスがない分子供との時間がすごせた』『家と保育園、職場とがすべて近かったので子供が体調を崩しても早めに迎えに行ってあげられた』という意見が挙がっており、距離が近いことは様々なメリットがあると言えます。
休みやすさや店舗の近さを優先する場合には、就職先の選択肢が少ない場合も多くあります。
正社員にこだわるとなかなか職場がないという場合にはまずはパートで働いて仕事をしながら就職活動をすることも一つの方法です。
少しでも早く正社員での登用を目指したい場合には、就職エージェントを活用することもオススメです。