復帰後に転職をしたことある?

ママが仕事をすること

ママが仕事をするというのはとても大変なことです。
育児と家事、仕事とを両立するというのは、体力も精神力も必要です。

仕事をしていれば、仕事のトラブルが起こることもありますし、残業や休日出勤をする必要があることもあります。
そのような時でも家事や育児は休みにならないですから家に帰れば家事や育児をこなさなければなりません。
また、家族のことを優先しなければならないことも多く、家族が病気をすれば休んで看病をしなければならないですし、子供の学校行事があれば仕事を休んで参加する必要があります。

最近では、女性でも結婚や出産後にも仕事を続けたいと思う人が増えています。
特にママ薬剤師は、一生懸命取得した国家資格を生かして働きたいと思うものですし、出産後早い段階から復職する人が多くいます。

しかしママ薬剤師は、自分の都合だけでは働けずやむなく職場を変わらなければならないことも出てきてしまいます。

ママ薬剤師の復職後の転職

復職後に転職をしたママ薬剤師というのは45パーセントにものぼります。
転職した理由として、労働時間の短縮や忙しさの緩和、子育てとの両立に理解のある現場への転職、夫の転勤や家族事情による引っ越し、キャリアアップのためと様々です。
多くの人が子育てと仕事の両立がうまくできず転職を検討するのです。

シフトの融通が利く職場を探したり、休日が取りやすい職場を選んだりと多くの人が復職前にはうまくいくように様々なことを考えて就職先を決めるものです。
しかし、実際に働き始めると、思っていた以上に仕事が大変であったり思っていたような生活が過ごせないということが多くあります。

《一言ポイント》

実際に復職した薬剤師ママの多くが『面接時には理解のある職場であると思っていたのに、働き始めると休むと陰でこそこそ言われて働きにくくてやめてしまった』とか『行事の時や子供の体調が悪い時は休んでいいと言われていたのに、いざ働き出してみると自分以外に子育て中の人がいなくて理解が求められなかった』とかといった、働いてから思っていたよりも休みにくくて続けにくくなったということを言っています。

また、薬剤師の仕事は命を預かる仕事ですし、ミスのないように細心の注意を払う必要のある仕事です。
そのため仕事中は体は動かさないものの頭を使うためにとても疲れてしまいます。
そのため、家事と育児、仕事とを両立するにはとても強い気持ちが必要なのです。

正社員でうまく働くことが難しそうな場合には、パートでの仕事も検討するべきです。
パートの方が休みの融通も利きやすいですし、自分の生活スタイルにあった仕事ができます。

また、パートであれば調剤業務が中心で裏方業務までは請け負う必要がないので仕事の負担も軽減できます。