主婦が正社員の薬剤師として働くことについて

マスクの女性

主婦の働き方

主婦の働き方として一般的なのはパートとして仕事をすることです。
パートのメリットは自分の都合にあったシフトで働けることなのですが、給与の面では不満が出てしまうこともあるものです。

子育てをしている女性の正社員の割合というのは1割未満で、年齢が高くなるほどその数は減っていきます。
それに対して、パートとして働いている人は女性全体で6割を超えており、どの年代でもその半数がパートとして働いています。
近年、女性の雇用促進のために正社員での雇用を積極的に行っている企業も増えていますが、現実的にはまだまだ主婦の仕事というとパート雇用がメインなのです。

社会が受け入れようと頑張っていても、やはり子育て中の主婦が正社員として働くことは厳しいものです。
会社としても、給与や福利厚生の面で手厚い保障をするならば、独身でバリバリ働ける若い人を採用したいというのが本音です。

子供の病気や学校行事で仕事を休んだりシフト調整が必要であったり、保育園の送迎の都合で勤務時間の調整が必要であったりする主婦を雇うことは会社側としては残念ながらメリットが少ないことも多いのです。

主婦が正社員の薬剤師として働く事

薬剤師の資格を有していれば、他の人よりも就職の際に有利ではあります。
特に、薬剤師は調剤薬局やドラッグストアの店舗拡大で求人も多く出ているので正社員としての募集をしているところも多くあります。

ただし、正社員で働く事はかなりの覚悟が必要である事を理解した上で働く事が重要です。
こちらのサイトでも詳しく説明しています。
>>http://yakuzaishi-work.net/chara/shuhu-jitan/

正社員で働くとなると、やはり休日の確保は難しくなります。
子供の学校行事や体調不良で欠席をすれば、その分出勤時に溜めた仕事をこなす必要が出てきて残業や休日出勤も必要です。
また、ただ調剤業務だけを行えば良いのではなく薬の在庫管理やパートのシフト調整といった運営サイドの仕事も要求されます。

《一言ポイント》

薬剤師の場合には、必ずしも正社員で働くことが良いとは限りません。
パートを掛け持ちした方がうまくシフトが組めたり休日の確保がしやすかったりします。

そのため、正社員にこだわる方が労働条件や給与の面でパートより労働条件や環境が下回ることもあります。

仕事をする際に、家庭の状況や必要な給与額といったものを一通り洗い出した上で、パートで働くことが良いのかはたまた正社員で働くことが良いのか検討しましょう。
正社員での雇用が望ましいけれどもすぐに就職口が見つからない場合には、まずはパートとして勤務をして就職活動を続けていくことがお勧めです。

経験を積んだことで有利になることもありますし、パート先で社員登用の話が出てくることもあるためです。